OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが提供するドコモ回線の格安SIMです。
マツコ・デラックスさんのCMが印象的ですが、実際の評判はどうでしょうか?
この記事では、OCNモバイルONEのメリット・デメリットを比較しながら、そこで気づいた魅力を紹介しています。
なにが便利で、どんな使い方ができるのかを分かってもらえるはずです。
デメリットもお伝えしているので、どんな使い方はできないのか確認もできます。
あなたに合った使い方ができるかどうか、僕と一緒にチェックしていきませんか?
この記事の目次
OCNモバイルONEのメリット
それではさっそく、OCNモバイルONEのメリットからチェックしていきましょう!
ここでは、格安SIM自体のメリットは省略します。
ほかの格安SIMと比べて、OCNモバイルONEだけの特徴や、より優れているところをピックアップしています。
- かけ放題の種類が豊富
- 家族で容量をシェアできる
- データ通信のバースト機能が使える
- NTTグループで信頼性が高い
- 料金シミュレーターがある
ここから1つずつ、もっと詳しく説明していきますね!
【1】かけ放題の種類が豊富
OCNモバイルONEには、3種類のかけ放題があります。
ほかの格安SIMでは、かけ放題は1種類しかないことがほとんどです。
3種類のかけ放題から選べるのは、かなり自由度が高いといえるでしょう。
下の3つから選ぶことができて、料金はこんな感じです。
月額料金 | |
---|---|
10分かけ放題 | 850円 |
トップ3かけ放題 | 850円 |
かけ放題ダブル | 1,300円 |
トップ3かけ放題では、その月で通話料が高かった上位3番号の通話料が0円になります。
つまり、たくさんかける電話番号が3つまで無料になるということです。
かけ放題ダブルは、10分かけ放題とトップ3かけ放題のセットです。
セットだと料金がグッと安くなるので、かなりお得に使えますよ!
【2】家族で容量をシェアできる
容量シェアを使えば、最大5枚までのSIMカードでデータ容量を共有できます。
たとえば、家族みんなで使いたいとき、複数の端末で使いたいときに便利です。
1つのプランをみんなで共有できるので、ひとまとめに管理できるのが良いところですね!
名義人は代表者1人だけでOKなので、手続きも簡単です。
お父さんやお母さんが名義人になれば、小さなお子さんも安心して使うことができます。
【3】データ通信のバースト機能が使える
OCNモバイルONEでは、データ通信のバースト機能を使うことができます。
データ容量を使い切っても、通信し始めの一定量は高速通信できる機能です。
つまり、データ通信の最初だけ一気に速度が上がります。
たとえば、WEBサイトの表示やメール・LINEなどはそこまで通信量が多くありません。
このくらいだったら、バースト機能を使えば問題なく利用できます。
ちなみにバースト機能は、データ容量を使い切ってから自動的に有効にはなりません。
スマホ本体を再起動したり、機内モードに切り替えるなどの操作が必要です。
使うには一手間かかりますが、とても便利なのでうまく活用してくださいね!
【4】NTTグループで信頼性が高い
OCNモバイルONEを提供しているのは、有名なNTTグループです。
長年の実績があるので、かなり信頼性は高いといえるでしょう。
ネットワークの増強も定期的に行っていて、常にデータ通信の改善が繰り返されています。
NTTグループに信頼を寄せている方も、きっと安心して使えると思います。
【5】料金シミュレーターがある
公式サイトには、かんたんな料金シミュレーターが用意されています。
希望のプランを選択するだけなので、1分もかかりません。
毎月の料金がすぐわかるので、どのくらい安くなるのかひと目でチェックできます。
僕の場合だと、格安SIMに乗り換えてから月5,400円、年間64,800円くらい安くなりました。
あなたはどのくらい安くなるのか、気になりませんか?
⇒ 【OCNモバイルONE】料金シミュレーターを試してみる!
OCNモバイルONEのデメリットと解決策
メリットがわかったところで、デメリットもチェックしていきましょう。
ここでも、格安SIM自体のデメリットは省略します。
ほかの格安SIMと比べて、OCNモバイルONEにはない、劣っているという部分をピックアップしています。
- 別名義で契約したときは、データ容量をシェアできない
- 従量課金プランがない
- 使い放題・カウントフリーがない
ここからもっと詳しく説明して、デメリットの解決策も提案していきます!
【1】別名義で契約したときは、データ容量をシェアできない
OCNモバイルONEでは、別名義で契約したときはデータ容量をシェアできません。
たとえば、1人ずつ自分の名義で契約した場合は、容量をわけあうことは不可能です。
容量をシェアできるのは、代表者1人が契約したプランにSIMカードを追加したときだけです。
別々の名義で使いたいときには、データシェアできないという点に注意してください。
【解決策】ほかの格安SIMも比較してみよう!
別々の名義で契約して、みんなでデータ容量をわけあうにはどうすればいいでしょうか?
この場合は、ほかの格安SIMも比較してみましょう。
特に使いやすいのはmineo(マイネオ)で、4種類のデータシェアを無料で利用できます。
誰とでもいろいろな方法でシェアできるので、かなり便利に使えるでしょう。
ほかにはLINEモバイルなら、LINEアプリを使ってデータ容量をプレゼントできます。
LINEモバイルのユーザー同士なら、無料でデータシェアできますよ。
楽天モバイルもデータシェアできますが、こちらは有料オプションです。
5人までグループに入ってシェアできるので、楽天会員の方におすすめです。
【2】従量課金プランがない
OCNモバイルONEには、従量課金プランがありません。
その月に使った通信量に合わせて、月額料金が変化するプランのことです。
データ通信をたくさん使ったり、あまり使わなくても柔軟に対応できます。
従量課金プランがないので、急にデータ通信が増えたときに困ってしまいます。
こんなときは、どのように対応すればいいでしょうか?
【解決策】容量追加オプションを活用しよう!
データ通信をたくさん使ってしまったときは、容量追加オプションを活用しましょう。
OCNモバイルONEには、2種類の追加オプションが用意されています。
あなたの使いみちに合わせて、好きな方を選んで使うことができますよ。
2つのオプションの違いは、こんな感じです。
日次コース | 月次コース | |
---|---|---|
料金 | 540円 | 540円 |
利用期限 | 当日限り | 3カ月 |
追加容量 | 無制限(使い放題) | 0.5GB |
当日だけたっぷり使うなら日次コース、容量を追加するなら月次コースがおすすめです。
とはいえ、ちょっと割高なオプションなので、できれば使わずにすませたいですね。
【3】使い放題・カウントフリーがない
OCNモバイルONEには、使い放題・カウントフリーがありません。
どんなデータ通信でも、同じように容量が減っていきます。
容量が足りなくなってしまったら、速度制限にかかってしまいます。
動画を毎日見たり、ゲームをいつもプレイする方は、たくさんの容量が必要です。
こんなときは、どのように対処すればいいでしょうか?
【解決策】大容量のプランもチェックしてみよう!
大容量のプランでは、最大で30GBまでのデータ通信ができます。
かなり容量に余裕があるので、動画やゲームをがっつりプレイしても大丈夫です。
それでいて大手キャリアよりずっと安いので、今までよりもお得に使うことができますよ。
30GBでは多すぎる場合でも、10GB・20GBのプランも用意されています。
あなたの希望に合わせて、どれでも好きな容量を選ぶことができます。
メリット・デメリットのまとめ
メリット・デメリットをまとめると、かけ放題や大容量プランの容量シェアが大きな魅力です。
電話をよく使う方なら、かけ放題にしたほうがお得だと思います。
かけ放題ダブルをうまく活用すれば、かなりの通話料を節約できるでしょう。
家族で使いたい方、複数の端末を持ちたい方も、容量シェアすれば管理しやすくなります。
そのかわり、別々の名義で容量をシェアしたくても、OCNモバイルONEではできません。
誰とでもデータシェアしたいときは、ほかの格安SIMも比較してみてはどうでしょうか?
⇒ mineo(マイネオ)の評判はこちら(無料でデータシェアが使えるのでおすすめ)
デメリットはいくつかありますが、全体的なサービスの質は高めだと思います。
そのあたりは、さすがにNTTグループの長年の実績といえそうですね。
もし興味があれば、まずは料金シミュレーターだけでもやってみるのはどうでしょうか?
⇒ 【OCNモバイルONE】料金シミュレーターを試してみる!
OCNモバイルONEの料金と特徴
対応回線 | データ容量 | 価格帯 |
---|---|---|
ドコモ | 3GB~30GB | 1,100~6,050円 |
最低利用期間とか違約金はあるの?
格安SIMを使っていくうえで、最低利用期間や違約金は気になるところだと思います。
格安SIMには2年縛りはありませんが、最低利用期間が決まっていることが多いです。
OCNモバイルONEも例外ではなく、最低利用期間があります。
ここでは、最低利用期間と違約金を表でまとめました。
表を見てもらえれば、どんな内容なのかすぐにわかると思います。
音声通話 | データ通信 | |
---|---|---|
最低利用期間 | 6ヶ月 | なし |
違約金 | 8,000円 | 0円 |
MNP転出手数料 | 3,000円 | なし |
音声通話プランのみ、最低利用期間が6ヶ月で、違約金は8,000円です。
平均的な最低利用期間は12ヶ月、違約金は1万円前後です。
ほかの格安SIMに比べて、OCNモバイルONEは条件がゆるくなっています。
最低利用期間を過ぎれば、そのあとはずーっと違約金はかかりません。
だから、7ヶ月以上使う予定だったらそこまで気にしなくても大丈夫です。
おすすめのプランはどれ?
メリット・デメリットで見てもらったとおり、OCNモバイルONEはかけ放題がお得です。
なので、まずはあなたがかけ放題を使うかどうかをチェックしてみてはどうでしょうか?
3種類のかけ放題があるので、どれが良さそうか比較してみましょう!
月額料金 | |
---|---|
10分かけ放題 | 850円 |
トップ3かけ放題 | 850円 |
かけ放題ダブル | 1,300円 |
かけ放題がチェックできたら、次のチェックポイントはデータ容量です。
人それぞれ必要なデータ容量は違うと思いますが、だいたいの目安を用意しました。
- 3GB~(ライトユーザー向け)
- インターネットで検索する
- LINEやTwitterをよく使う
- ゲームをプレイする
- 動画を少しだけ見る
- 6GB~(ミドルユーザー向け)
- ゲームをたくさんプレイする
- 動画をそれなりに見る
- Instagramでたくさんの画像をアップする
- 10GB~(ヘビーユーザー向け)
- 動画をたくさん見る
ここのデータ容量は、それぞれ1人当たりの目安です。
使う人数によって、ざっくりと調整してみてください。
データ容量はあとから簡単に変更できるので、まずは気軽に選んでみましょう!
OCNモバイルONEはどんな人に向いてる?
ここまでの内容で、あなたはどんな人にOCNモバイルONEが向いていると思いましたか?
僕が考えるOCNモバイルONEに向いている人は、
- 電話をお得に使いたい!
- 家族みんなで使いたい!
- タブレット・モバイルWi-Fiも使いたい!
といった方です。
格安SIMに乗り換えてからも、電話やデータ通信をたくさん使いたい方におすすめできます。
OCNモバイルONEは、たっぷりお得に使えるプランが用意されています。
家族でスマホを使いたい方も、電話をたくさん使いたい方も、今までよりずっと安くなります。
格安SIMとしての基本的な機能は、十分にそなわっているといえます。
そのかわり、ほかの格安SIMにあるような、ちょっとした便利な機能・サービスはありません。
- 別名義でデータシェアができない
- データ通信の使い放題・カウントフリーがない
- ユーザーコミュニティがない
などのように、いわゆる付加価値のようなサービスは少ないです。
格安SIMとしての機能だけを求めている方に、OCNモバイルONEが向いていると思います。
【まとめ】スマホを快適に使える機能が充実
OCNモバイルONEは、スマホに必要な機能をどれも高いレベルで備えています。
細かいところにはデメリットもありますが、どの部分を大事にするかで評価は変わるでしょう。
用途に合わせて選べば、とても快適にスマホを使えると思います。
電話をたくさん使いたい方にとっては、かけ放題の豊富さが大きなメリットになります。
電話(音声通話)の品質は、格安SIMも大手キャリアも同じです。
もし電話をメインとして使うなら、安いうえに快適に使えますよ。
詳しい内容が気になる方は、まずは公式サイトをチェックしてみませんか?
プランやかけ放題の情報も、わかりやすく紹介されています。